亜鉛めっき
●亜鉛めっきとは?
代表的な防錆処理として広範囲な分野で活用されています。特に鉄の防食にきわめて効果的であることに加え、めっき浴およびクロメート処理の進歩によって外観性能も向上しています。
●めっき浴について
めっき浴は下表の各浴が実用化されており、素材の性質や形状、仕上り外観等を考慮して最適な浴が選定されています。しかし、耐食性はめっきの膜厚や後処理方法によって大きな差異を生じることから、使用目的や環境にあった的確なめっき仕様を指示することが重要です。
| <めっき浴種類と特徴> |
| 種 類 |
特 徴 |
| シアン浴 |
古くから普及しているもっとも一般的な浴。
2次加工性が良好で、めっき被膜均一性に優れるので、プレス小物や複雑な形状のものに適している。 |
| ジンケート浴 |
シアン浴からシアンを除いたアルカリ浴で、近年急速に普及してきた。
めっき被膜均一性に優れるので、プレス物やボルト、ナット類に適用されている。
2次加工性はシアン浴より劣る。 |
| 酸性浴 |
上記2浴に比べて電流効率が良好で、めっき中に水素脆性を殆ど生じない。特に、鉄合金や鉄鋳物へのめっきに適している。 |
●クロメート処理について
一般に亜鉛めっきは、めっきしたままの状態では比較的変色、腐食しやすいため、後処理としてクロメート処理を行ったものが利用されています。各クロメート処理の概要は次の通りです。
| <クロメートの種類(亜鉛めっき厚8μm)> |
| 種 類 |
タイプ |
外観色調 |
特 徴 |
耐食性
(塩水噴霧) |
光沢クロメート
(ユニクロ) |
外観型 |
青銀白色 |
美観を持たせているため、耐食性を重視しない部品に処理されている |
白錆まで48h
赤錆まで204h |
| 耐食型 |
青〜薄い黄色 |
やや耐食性を持たせている部品に処理されている |
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有色クロメート
(イエロー) |
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黄色〜虹色 |
最も一般的に処理されており、耐食性も良好である。 |
白錆まで120h
赤錆まで1000h |
| 黒色クロメート |
外観型 |
黒色 |
耐食性が良好で装飾部品にも処理されている。 |
白錆まで144h |
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耐食型 |
黒色 |
耐食性が良好で耐候性にも優れる。 |
赤錆まで1000h以上 |
緑色クロメート
(オリーブ) |
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緑色 |
クロメート処理の中で最も耐食性が良好で、過酷な腐食環境で使用される部品に処理されている。 |
白錆まで144h
赤錆まで1500h以上 |
3価クロメート
処理 |
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6価クロムタイプのクロメート代替として、3価クロムを含んだクロメート処理です。光沢クロメートタイプ、有色クロメートタイプ、黒色クロメートタイプがある。 |
3価光沢クロメート白錆まで24時間以上
3価有色クロメート、3価黒クロメート白錆まで72時間以上 |
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| ▲ユニクロ |
▲イエロー |
▲イエローとオリーブ |
| <各亜鉛めっき製品例> |
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