1. ホーム
  2. 表面処理
  3. 無電解ニッケルめっき

無電解ニッケルめっき

大型・小型OKです

製品の形状によらず均−にめっきができます。
小物から大物長尺(3メートル)まで、重量3トンま で処理可能です。
鉛フリーめっきも行っております。

無電解ニッケルめっきとは?

大人の身長と同じくらいの大きな製品をめっきしたもの

大人の身長と同じくらいの
大きな製品をめっきしたもの

黒アルマイト

10mmほどの複雑な形状に
めっきしたもの

無電解ニッケルはリンとの合金になっており、電気ニッケルめっきとともにニッケルを主とした被膜です。防錆を目的とした場合、両者ともその違いは殆どありません。 但し、無電解ニッケルは製品の形状に関わらず被膜に覆われるため、結果として耐食性は電気めっきより優れています。

機能による違い

アルミ材無電解ニッケルめっき

アルミ材無電解ニッケルめっき

機能を目的とした場合、無電解ニッケルは熱処理することで硬度を高めることが出来ます。一方、外観的光沢、低電気抵抗が要求される場合、電気ニッケルめっきの方が無電解ニッケルめっきより優れています。 被膜特性の違いは下表の通りになります。

無電解ニッケルと電気ニッケルめっきの比較

    無電解ニッケル 電気ニッケル(光沢)
被膜特性 成分 Ni90〜92%
P8〜10%
Ni99.5%
融点 890℃ 1450℃
電気抵抗 60μΩ/cm 8.5μΩ/cm
比重 7.9 7.7
硬度(Hv) 500±50
(熱処理した場合750以上)
450±50
摩耗抵抗 13.7 14.7
伸び 3%〜6% 5%〜15%
応力 圧縮 引張
磁性 非磁性 磁性
析出性 安定均一性 不定均一性
メリット ・複雑な形状の製品に対しても均一にめっきできる
・硬度が高められる
・光沢がある
デメリット ・光沢が電気めっきより劣る ・複雑な形状の製品に対してめっきのバラツキがある
・熱に弱い

無電解ニッケルPTFE

無電解ニッケルPTFEは、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)微粒子を共析させる無電解ニッケルめっきです。
その皮膜は潤滑性、撥水性、耐摩耗性、非粘着性に優れる特性を持っています。また、無電解めっきの特性により、複雑な形状の品物でも均一なめっき皮膜を得ることが出来ます。

合金はもち ろん鋳物・ダイキャストにも対応しま す。

その他、銅・ステンレス材にも 処理可能です。

標準的な特性

物 性
ニッケル(Ni) 81 〜 86wt%
リン(P) 8 〜 11wt%
フッ素樹脂(PTFE) 4 〜 9wt%
密度 6.3 〜 7.1g/p3
硬度 めっき後 Hv300 〜 450
熱処理後(300℃) Hv450 〜 600
電気抵抗 150 〜 250μΩ・p

摩擦係数

PTFEの含有率が多いほど摩擦係数は小さく、更に熱処 理するとPTFE粒子が溶融(350℃付近)して変形し、一層 小さくなるため自己潤滑性に優れる。

撥水・撥油性

水に対する接触角がテフロンコーティングとほぼ同様で 大きいため、濡れにくく、非粘着性。
そのため離型性、剥離 性に優れている。

密着性

PTFEの微粒子1個1個をマトリックスが固く保持してい る。
そのマトリックスが金属であるため、素地との密着性は 強固である。

耐摩耗性、耐損傷性

PTFE皮膜表面は、傷がつきにくく、剥がれたりしない。